『長距離走者の孤独』アラン・シリトー 訳:丸谷才一・河野一郎

長距離走者の孤独 (新潮文庫)

長距離走者の孤独 (新潮文庫)

7編収録の短編集。
社会規範や権威による犠牲が、ありとあらゆるところにあるのだということを知ることができます。どの作品の主人公もおよそ賢明な人とは思えないけれど、この世界は彼らのような人たちで満ちていて、わたしたちはそれぞれに、彼らの一部を有しているのだろうと思えました。



積まれた本がなくなりました。よかった。