『ゴリオ爺さん』バルザック 訳:平岡篤頼

ゴリオ爺さん (新潮文庫)

ゴリオ爺さん (新潮文庫)

たいへんに不憫なゴリオ爺さんのお話です。でもそれも、第三者から見れば不憫というだけで、お爺さんにとってはそうじゃない、というところがまた不憫なのですけれど。
夫婦が仲良くするより、親子が仲良くするより、兄弟姉妹の仲が悪くないということのほうが、家族にとっては重要かもしれないと、ぼんやり思いました。