2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

 『霧越邸殺人事件』綾辻行人

2010年最後の読書に選んだ本です。 話は少し違いますが、今年わたしは結婚をしました。結婚をした相手の方が読書家で特にミステリーが大好きなのですが、わたしはミステリーはあまり読みません。ミステリー以外でも読んでいる本のカテゴリーで重なるところが…

 『夜はやさし』F. スコット・フィッツジェラルド 訳:森慎一郎

もうずっと前(何年も前)に買って、そのまま読まずに置いてあった本です。 今年の7月に書いた『グレート・ギャツビー』の感想文で、わたしは次のようなことを言っています。 「美しい日本語だなと思う小説にはこれまでにも(その数は決して多くはないけれど…

 『怖るべき子供たち』ジャン・コクトー 訳:東郷青児

家庭内読書会「古典的名作を読もう」企画、第三回課題本。 子供たちの雪合戦の場面から始まります。そこに描かれるのは純白の小さな輝きや、あるいは幼い無垢な心模様ではなく、灰色がかった無邪気であるが故の残忍さように感じます。 わたしはその灰色の残…

 読書が好き

わたしはどちらかというと習慣的に本を読んで暮しています。どちらかというと、暮らしの中に本がある、という生活を送っていると思います。でも読書が好きで好きでしかたない、というタイプの読み手ではありません。さほど熱心な読書家でもありません。どち…