2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

 『坑夫』夏目漱石

家庭内読書会「古典的名作を読もう」企画、第四回課題本。もちろんわたしが選びました。すごく読みたかったんです。 今この目の前にある光景を、今ここに沸き起こってきた感情を、言葉で伝えるにはどうしたらいいだろうと思ったとき、言葉では到底無理だとい…

 『シャーロック・ホームズの冒険』コナン・ドイル 訳:延原謙

シャーロック・ホームズのシリーズを全部読んで、わたしの好きな作品ランキングとその理由を書くことを、いつかの楽しみにして繰り返し読んでいます。 『シャーロック・ホームズの冒険』は全10作品。以下、いつかの楽しみのための参考として。 ボヘミアの醜聞…

 『モルグ街の殺人事件』ポー 訳:佐々木直次郎

史上初の推理小説とされる『モルグ街の殺人事件』を表題とした5作品の短編集。 以下、事件の解答について触れるのでご注意ください。 『モルグ街の殺人事件』 素人探偵、オーギュスト・デュパンの登場です。どこからどうみてもシャーロック・ホームズの元型で…

 『忠臣蔵』森村誠一

長い間この本棚を見てくれている友達には驚かれるかもしれませんね。わたし、森村誠一さんが書いたこの『忠臣蔵』が大好きなんです。最初に読んだのは大学生のときでしたが、そのときから現在に至るまで、小説を読みながら涙を流して本当に泣いたのは、たぶ…

 あけましておめでとうございます

2010年に、大きな(たぶんとても大きな)変化がありました。年末はそのことを考えていました。 わたしは日常的に本を読むのですが、熱心な読書家ではないと思っています。読む本の冊数が多くはないし、あと、読書をしている時間が楽しいと思っているわけでも…