2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧
わたしは女性の書く文章が、基本的に苦手です。どうして苦手なのかと聞かれても、そのことについてあまり具体的に語ったことはないように思います。好き嫌いという抽象的な感情を言葉にするのが難しいということもあります。でもそれだけではなくて、わたし…
歌野晶午、三作品目。 『葉桜の季節に君を想うということ』『世界の終わり、あるいは始まり』に続いての『死体を買う男』でした。でも、発表されたのは『死体を買う男』が一番先。そして、三作品の中で一番よかったのもこれ。 しかし『葉桜〜』のあとに『〜…
すっごくすっごく楽しかったわけではないけれど、十分に楽しめました。主人公のニール・ケアリーがどれくらいかっこよく見えるかでこの物語の評価は大きく変わってくるのではないかと思います。ちなみに、悪くないんだけどね、というのがわたしのニール評。…
ミステリー年間、何冊目でしょうか。まただいぶペースが落ちていますが、諦めずにがんばります。 『僧正の積木唄』、とてもよかったです。ベテランの風格が如実に現れている文章と物語の組み立て。といって、わたしは山田正紀という人が何歳くらいの人で、ど…
今わたしはあまりたくさんの本を持っていません。何冊あるんだろう。100冊くらいでしょうか。昨年、持っていた本の大部分を処分しました。だから今手元に残っているのは、選んで残した本です。そしてそれらは、わたしが持つ唯一の本棚にすべて収まっています…