2013-01-01から1年間の記事一覧

 『まどろみ消去』森博嗣

家庭内読書会「森博嗣完全読破」企画、第六回課題本です。今回は短編集。 全然違う話ですが、ナインティナインっていうお笑いコンビいるじゃないですか。そのふたりがやってるバラエティ番組で「めちゃイケ」ってあるじゃないですか。17年くらい続いてる人気…

 『こころ』夏目漱石

すばらしい小説が深い悲しみを読者にもたらすことはあると思います。わたしにも過去にそういう読書体験はありました。ひとつひとつをはっきりと覚えているわけではないけれど、あまりに悲しくて読んだことを後悔するような。そういう悲しみの物語を書いた作…

 『こころ』夏目漱石

教科書に載っているのは、中学と高校のどっちでしたっけ。森鴎外の『舞姫』を高校の授業で読んだことは覚えているけれど、『こころ』をいつ学んだかは覚えていないので、当時のわたしにはさほど響かなかった作品だったのだと思います。響かなかったから、あ…

 『封印再度』森博嗣

家庭内読書会「森博嗣完全読破」企画、第五回課題本です。残念ながら今回もつまらなかったし、当企画が始まってから懸念していた事案が、ここでついに、本格化いたしました。懸念していた事案、それは、わたしはこのシリーズの主人公ふたりが、ふたりとも嫌…

 『詩的私的ジャック』森博嗣

おひさしぶりです。こんにちは。第五回目の課題本を読み終わって、第四回目の課題本の感想文を書いていなかったことを知りました。 家庭内読書会「森博嗣完全読破」企画、第四回課題本。です。残念ながら、つまらなかったということしか覚えていないのですが…

 『それから』夏目漱石

家庭内読書会「古典的名作を読もう」企画、第20回課題本。 家庭内読書会が「森博嗣を読もう企画」に余儀なく変更させられてしまいましたので、20回という区切りに最後のお情けを頂戴いたしました。夏目漱石を読ませてくれてどうもありがとうございます。 『…

 『すべてがFになる』森博嗣

家庭内読書会第22回課題本「森博嗣を読もう企画vol.3」の、はずなのですが、家庭内で異論があり(しかも強情な)、改題を求められましたので(しかもほとんど強制的な)、カウントのリセットおよび企画名を変更することといたします。 というわけで、改めて…

 『笑わない数学者』森博嗣

家庭内読書会「森博嗣完全読破」企画、第三回課題本。 全11章からなる物語の第2章の途中、何も事件の起こらないうちに(実際には起きているけれど本編の中で明らかにされていないうちに)最初の被害者もトリックもちゃんと見抜きました。あとで探偵役の主人…

 『冷たい密室と博士たち』森博嗣

この作品を手にしたときはワクワクしませんでしたが、感想文を書くのはなんだかワクワクします。家庭内読書会、第20回課題本です。もともと「古典的名作を読もう」という企画で始めた読書会でしたが、このまま通し番号で進めて参ります。第20回目の今回から…

 『恥辱』J・M・クッツェー 訳:鴻巣友季子

ひさしぶりに一冊読みました。家庭内読書会、第19回課題本です。 まずタイトルが好きではありません。読みたいと思えなくないですか?「恥辱」なんて。でもノーベル賞作家がブッカー賞をとった作品なんだと、課題本に指定した方が強い調子で推すので、あまり…