@第四章

第四章まで読みました。まだ誰も殺されておりません。

ここまでの感想は、事件が起きるまでが長いなぁ、というのがまずひとつ。最後まで読んだときに、この前振りの中に重要なヒントが隠されていたことに気がつくのでしょうか。それから、登場人物の「顔」が未だ掴みきれない。「十角館」にいるのはミステリ研究会に所属する七人の大学生なのですが、彼らはそれぞれが敬愛するミステリ作家の名前で呼び合っています。エラリイ、ポウ、ルルウ、オルツィ、アガサ、カー、ヴァン。
なのですが、その名前のせいもあるかと思いますが、どうやらわたしの想像力が追いついていないらしく、どうにも人物像が見えてきません。カーのセリフをヴァンが言っていても、ルルウのセリフをポウが言っていても気にせずに済んでしまいそうです。キャラクターの顔が「記号」の域を出てくれないのです。困った。
物語は今後、この七人が順番に殺されていくことになるようなのですが、このままだと全員「何番目に死んだ人」という認識においての「顔」がわたしの中では最も強くなりそうです。うーん、がんばれわたし。

本題はこれから。何が出てくるか楽しみです。





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