『シャーロック・ホームズの事件簿』コナン・ドイル


ひさしぶりのコナン・ドイルです。シャーロック・ホームズです。何度も読んでいるけれど、ホームズが登場するのだと思うと、胸の奥が沸々と高揚します。わくわく。


全10作品の短編集。長編も決して嫌いではないけれど、シャーロック・ホームズシリーズというのは、短編のほうが収まりがいいように思います。というのは、ホームズという人が、あんまり長編向きのキャラクターではないように感じられるからなのですが、そうは言ってもキャラクターが長編向きや、短編向きなどという特性を有するのかどうか、よくわかりません。でもホームズは「短編向き」のキャラクターのように感じます。反して、例えばフィリップ・マーロウは長編向き。金田一耕介も長編向き。でも江戸川コナンは短編向き。適当ですけど。コナン君に長編やられても、わたしはちょっとついていけないです。


こうしてホームズの短編集を読んでいると、シャーロキアンと呼ばれるくらい熱狂的なファンがいることも頷けるような気がします。やっぱり、魅力的ですもの。いつかロンドンに行って、ホームズの歩いた街をわたしも歩いてみたいです。


『シャーロック・ホームズの事件簿』、わたしのお気に入りは『三人ガリデブ』。ホームズのワトスンへの愛情が窺える一編なのでした。