「だめだよ」と、彼はいった。
最初から最後まですご過ぎて、なにを書いたらいいのかわかりません。いや、書きたいことを書こうと思うと、全部の文章をここに引用することになりそうなので、めんどくさくてできません。
わたしはまだ、大切な(身近な)人の死というものを経験したことがなく、いつそれを経験することになるのだろうかと考えると泣きたくなってしまうのですが、もし病と戦わなければならない時がきたら、この本をまず思い出すのではないだろうかと思いました。そして、そのときにもう一度この本を読んだら自分は何を思うのだろうかと、ふと思いました。想像もつかないのに、泣きたくなりました。
人生のある側面を切り取ったとしたら、ここにはそのほとんどが詰まっていると感じます。
<'09.2.11.あゆみBooks早稲田店にて>
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