<夏目漱石月間>『それから』vol.1


最初に読んだときに、なんとまあ。と感動した作品です。驚きに満ち溢れています。


日本語のレベルが違う。


夏目漱石について、何度も繰り返し言っていることだし、たぶんこれからも何度でも繰り返すのだと思うけれど、何度読んでもそう思います。日本語のレベルが違う、と。日本語のレベルが違うなんて感じるような日本語が存在することがそもそもの驚きではあるけれど。


小説における文章のあらゆる要素の質が、一段も二段も上にあって、そこから世界を見渡しているような文章。世界よりも、漱石の文章のほうが、世界をよく表している。そう感じられる文章。




三四郎』よりも、いっきに大人の雰囲気が漂ってきます。まだ44項。楽しんで読みます。





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