どうぞ今年もよろしくお願いします。 

こんにちは。ものすごく久しぶりに落ち着いて机に向っています。わたしのパソコン・アーリー君の横には、あったかい紅茶とケーキまで用意しました。有名なパティスリーのお菓子ではなく、コンビニで買ってきた190円のワッフルケーキであることが残念といえば残念ですが、それでもここ数ヶ月のわたしの雑然とした心理を振り返れば、とても優雅な心持ちです。


さて、2010年です。


はやく言いたい言いたいと思いながら、上にも書いたようにここ最近ずっと気持ちが雑然としていたので文章にできなかったのですが、2009年の最後に書いた「われらが歌う時」の記事に、はてなスターをくれたsittitaiさん、huyukiitoichiさん、どうもありがとう。ずっとお礼が言いたかったのです。あーやっと言えた。huyukiitoichiさんが、sittitaiさんが、はてなスターをくれた理由はわからないけれど、わたし、小説を書きたいって、誰かの目に触れるところで文章にしたの、あの記事が初めてなんです。その意味でわたしにとっては特別な記事だったんです。もちろん他の誰にはてなスターをもらっていてもわたしは嬉しかったと思うけれど、でもやっぱり、わたしはずっとsittitaiさんの「my beds on fire」を、huyukiitoichiさんの「基本読書」を読ませていただいているので、ふたつのはてなスターは、特別でした。どうもありがとう。


2009年の秋頃に「来年はミステリー年間にしよう」と心に決めて、その予定通り、今はひたすらオススメしてもらった100冊を読み続けています。まだ6冊目ですが、どの本もわたしにとってはとても新鮮に感じられます。楽しいです。今のところ2009年よりもペースがあがっているので、この調子でぐんぐん読もうと思います。でもたまに他の作品に浮気をしようとも思います。そしてやっぱり100冊が本命だと思い直そう、ともすでに予定しています。さらに、でもどっかで真剣に浮気をするにいたり、うーん。と思い悩むだろうな、と想定しています。しかし、終わってみれば100冊見事完走、パチパチ。というところを目指します。


そういう2010年です。


でも、そのこととは別に、やってみたいなと思っていることがあります。


本を好きな理由や、本との関わり方というのは人それぞれだと思うのですが、自分はどうだろうと考えたときに、わたしは多くの場合、本を読んで誰か(登場人物や作者)の心の中に、できるだけ深く潜ろうとしているのかな、という気がします。もちろん、潜れる相手と潜れない相手が存在して、その深度が作品への評価を概ね決定してしまうようなところがあるのではないかと感じています。

潜れれば潜れるほど、楽しい。

無意識的にではあるけれど、わたしは本を、物語を、ずっとそうやって読んできたのかもしれないな、と思います。そして、誰かの心に誰かの心を潜り込ませるのには、それに見合った文章力が絶対に必要で、逆にいえば、文章力でその深度の限界は決められてしまう、とも思えます。

ごめんなさい、話が逸れました。やってみたいこと、ね。

今までずっと本を読んで潜ってきたんです。でもこれからは外に出掛けて行くことをしてみたいと思うようになりました。物語の中に現実の世界を探すのではなく、現実の世界から物語の中へ逃れるのではなく、物語の中にある世界を現実の中で探してみたいなと。わたしは今まで現実の世界を全然見てきませんでした。現実の世界に物語があるとは思いもしませんでした。でも現実の世界にも物語はあるかもしれないと、なぜかそんなことをふと思ったのです。
現実の中で物語を生きるのではなくて、現実の中にある物語を生きてみたいと。そう思ったのです。

よくわからない文章になっているかな。がんばってたくさん書いて、よくわかる文章にしていけたらいいなと思います。



そういう2010年。


新年のご挨拶、とっても遅くなりました。
みんな、どうぞ今年もよろしくね。