『百年の孤独』G・ガルシア=マルケス 訳:鼓直


家庭内読書会「古典的名作を読もう」企画、第九回課題本。もともとは6月の課題本だったのですが、大作なので(長いので)、6・7月の課題本ということにしてくださいと押し切って、しかし感想文は書けないまま月日は8月に入ってしまった次第です。学生のときは締め切りを守らなかったことなかったから、社会人になってからもわたしは締め切りは守る人間になるのだろうと思っていたら、意外や意外、なりませんでしたね。ハハ。


前に読んだのが2年半前。そのときは「長かった」というのが感想の大半を占めたのですが、今回、特に前半は、夢中になってスイスイ読みました。読了したのは2度目なのですが、前半部分はもう5回くらい読んでいるから、たぶんそのおかげでしょう。登場人物がそれぞれに所有している、それぞれの物語を把握できていると、とても楽しく読めます。けれど、登場人物も多くなって、それぞれの持つ物語(エピソード)も多くなってきて、読書中の記憶からいろいろとこぼれ落ちるものが増えてしまうと、ああもうだめだ、となります。楽しさも半減です。わたしがスイスイ楽しめたのは、ちょうど前半分くらいまででした。


ところでわたしは前に読んだとき、何かにとても驚き、とても興奮して、とても感動したのです。だから今回もその感動に向かって読み進めていたのだけど、なぜでしょうか、目指していたものに行き当たらないまま物語が終わってしまいました。おっかしいなぁ。どこいっちゃったんだ。。


またしばらくのち、最初から読み直しです。