『完璧な病室』小川洋子

完璧な病室 (中公文庫)

完璧な病室 (中公文庫)

以前にも書いたことがあると思うのですが、わたしは「女性作家が書いた女性が主人公の小説」が、たいがい苦手です。「なんだこれ、きらいだな」と思うことが多いので、あまり手にとりません。でもたまーに読むのです。読まず嫌いはよくないかなと思って。


この本は、わたしの友達がわたしの旦那サマにプレゼントしてくれた本です。わたしに一冊、旦那サマに一冊、それぞれに彼女がいいと思った本を選んでプレゼントしてくれました。わたしが彼女からもらった本はずいぶん前に読んだのですが、こちらの本は、旦那サマが読んだあとそのまま本棚にしまってあって。数年経ってわたしも読んでみよー、っと手にしたわけです。


旦那サマへのプレゼントで正解だと思いました。ちっとも好きになれなかった。わたしの友達はわたしのことをよくわかっている。さすがです。