ドイル自薦No.7『オレンジの種五つ』


ここにもでてきました。KKK。キュー(クー)・クラックス・クラン。この団体の名前には個人的にトラウマがあって(原因はポール・オースターの『ミスター・ヴァーティゴ』です)、わたしはこの名前に出会うと、その出会い方の如何にかかわらず、胃のあたりがぎゅっと縮んで、指先の震える思いがします。『ミスターヴァーティゴ』を読んで以来、殺しても殺したりないくらいの憎悪をわたしは彼らに対して持っています。


そういうわけで、『オレンジの種五つ』に対してわたしの書ける感想は、ほとんどありません。KKKの名前が出てきた瞬間からずっと、喉元が締めつけられているような感覚につきまとわれながら読みました。



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