<夏目漱石月間>『三四郎』vol.2


大学の講義に平均一週に約四十時間出席しているが物足りないと言う三四郎に、佐々木与次郎は「馬鹿々々」(40項)と言います。


「下宿屋のまずい飯を一日に十辺食ったら物足りる様になるか考えてみろ」(40項)


と。


そして、物足りるようになるには「電車に乗るがいい」(40項)と言います。


「何故って、そう、活きてる頭を、死んだ講義で封じ込めちゃ、助からない。外へ出て風を入れるさ。」(41項)

大学生のとき、わたしの周りに与次郎のような人はいたのかな。
いたら、会いたかったなあ。




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