ドイル自薦No.12『ライゲートの大地主』

u-book2009-03-31



さて、finalです。『ライゲートの大地主』。わたしの得た情報では2つ目の短編集『シャーロック・ホームズの思い出』に収録されているということでした。しかし、手元にある新潮文庫のそれには『ライゲートの大地主』が見当たりません。情報に誤りがあったのかもしれないと思い、他の短編集『シャーロック・ホームズの冒険』『〜思い出』『〜帰還』『〜最後の挨拶』の目次を引いてみましたが、やはりどこにも見当たりません。訳の違いかと思い原題を調べてみると『The Reigate Squires』とあります。文庫の最後には、それぞれ収録作品の原題が記載されていたので、それで探してみると、なんとやはり、『シャーロック・ホームズの思い出』に載っています。載っているのに、収録されていない。なんだ、どういうことだ。と、よくよく見てみると、『The Reigate Squires』のところにだけ「*」がついています。なんだこの「*」は。実にあやしい。そう思って前後の説明文を読めば、なんのことはない。

「思い出」の短編の原題は次の通りであるが、この訳書には紙幅の制約から止むなく*しるしの一編を割愛してある。(347項)


割愛。がーん。3月中に12の短編の読破を目指してここまできたのに、最後の最後がないとは。。。いや、他の訳書であれば収録されているものもあるのでしょう。しかし、わたしはこの瞬間にやる気をなくしました。コナン・ドイル月間、しゅーりょー。




4月は、ロシアの巨匠。ドストエフスキーです。